動物海外ものづくりニャンコネコ脊髄脚高校生優しさ歩行器不自由

2013年02月07日


脚の不自由なネコのために歩行器を製作した高校生たちの優しさとものづくり能力が素晴らしいと話題に

今、アメリカで優しさと頭脳、そして行動力を持ち合わせたある高校生たちが話題だ。彼らは、ある日、生まれつき脚の不自由なあるニャンコのことを知った。

もともと「ものづくり」が好きな彼らはニャンコのために歩行器の製作を思い立つ。そして知恵を出し合い苦心して作った歩行器がなかなかの出来! ニャンコはついに自分で走ることができるようになり、人々に大きな感銘を与えている。

ネコのフリッパーは生まれつき脊髄が曲がっていて、後ろ脚を自由に動かすことができなかった。その曲がり方は、ちょうど電話のケーブルがねじれているような状態だ。そのため、歩こうとすると身体の前半分は前方に進むのに後ろ半分は横に移動してしまい、思うように動き回ることができなかったのだ。

そこへ、フリッパーのことを知った地元の高校生たちが協力を申し出てきた。米コロラド州のコニファー高校でロボット工学を学ぶ生徒たちは、脚の不自由なネコのために歩行器を作ろうと考えたのである。彼らは獣医とも相談を重ねて何通りもの原型を描き、そこから試行錯誤を繰り返してフリッパーの身体に合う歩行器を作りだした。

そしてついに歩行器が完成。初めて装着してみると、驚くべきことにフリッパーは拒否反応や抵抗をまったく示すことなく、すぐ歩行器に適応したという。歩行器のおかげで、今では元気に走り回れるようになったとのこと。

製作に携わった高校生のひとりは、「ネコが好きで、ものづくりも好きです。好きなものが合わさって、素晴らしい経験をすることができました」と語っている。高校生たちに協力した獣医によると、「歩行器を使って動き回ることで後ろ脚が鍛えられ、脊髄の歪みも緩和できれば、将来的にフリッパーが自らの脚で立てるようになる可能性もあります」とのこと。

高校生たちの行動力と優しさは、きっとフリッパーに伝わっていることだろう。いつの日かフリッパーが自分の脚で動けるようになることを願う。

参照元:Nothing To Do With Arbroath(英文)、YouTube Chris Mosher


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脚の不自由なネコのために歩行器を製作した高校生たちの優しさとものづくり能力が素晴らしいと話題に
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