動物海外絶滅脱毛

2013年01月17日


陰毛の脱毛ブームで毛ジラミが絶滅しかかっている

みなさんは「毛ジラミ症」という病気をお聞きになったことはあるだろうか。吸血昆虫である毛ジラミがヒトの陰毛に生息・吸血し、陰毛部に激しい痒みを覚える性病のことだ。

この毛ジラミ症について意外なニュースが飛び込んできた。なんと、陰毛の脱毛ブームにより毛ジラミが絶滅しかかっているというのだ。

毛ジラミは主に人の陰毛に生息、人の血を吸って生きる昆虫だ。毛根部に卵を産み、またその卵がかえり、陰毛のなかですくすくと育っていく、そしてまた卵を産み……というのが彼らのライフサイクルである。

だが、その生息地に異変が起きている。陰毛の脱毛ブームだ。以前はお手入れといえば剃毛がメインだったが、最近では、レーザー脱毛やブラジリアンワックス脱毛など手軽な脱毛方法が増え、陰毛を除去する人が増えている。

最新の調査結果によるとアメリカの80パーセントの学生は陰毛を全脱毛もしくは部分脱毛しているという。この陰毛の脱毛ブームで毛ジラミの生息地が激減、絶滅しかかっているというのだ。言わば、ジャングルを追われた野生動物のようなものなのである。

この状況について医療昆虫学者であるIan F. Burgess氏は以下のように語っている。「陰毛のお手入れは毛ジラミの生息数に深刻な影響を与えています。加えてワックス脱毛などの脱毛行為は、毛ジラミにとって生息環境の破壊以外の何者でもありません」

確かに毛ジラミの立場から見るとその通りである。だが、毛ジラミには悪いが、性病がなくなるのは我々人類にとっては喜ぶべきことだ。脱毛をしている人もしていない人も日ごろから陰毛部は清潔にしておきたいものである。

参照元: Gizmodo(英語)


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陰毛の脱毛ブームで毛ジラミが絶滅しかかっている
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